とあるハンターの外部記憶

かりびと見習い。釣り人的な。

はじめに

最初に狩猟免許を取ろうと思った理由はメディアで、福島県の狩猟者が避難等で大幅に減り、全国的にも狩猟者の高齢化と減少が深刻であり、野生動物が増えすぎて食害や自然の維持管理にも支障が出ていると知ったことからです。


福島県ではご存知の通り、現状では狩猟した後も原発放射能の影響が野生動物にもあってお肉としても消費できないということで、狩猟税(1万6500円)や登録料(1800円、狩猟登録する都道府県ごとに必要)、さらに猟友会の所属費用(年数千円~1万ちょっと程度)やハンター保険料(1500円程度?)、猟銃等の維持費など年間数万円のコストをかけて、さらには捕獲した野生動物を指定の処理施設まで自腹で運んでまで狩猟をする人がほとんどいないというのは仕方のないことです。

無償ボランティアどころか最低でも何万円以上を持ち出しで、法的責任まで背負ってのボランティア活動のようなものですから。

しかし、狩猟者が減ることで自然や生態系のバランスが崩れて農業や林業等および洪水など自然災害の形としてに影響が出てしまうと、東日本大震災で被災した東北の復興がさらに遠のくことにも繋がりかねないと個人的にも考えています。

というわけで、やる人が少ないならば、自分がお手伝いできることもあるかもしれない。
そう考えたわけです(素人考え)。

とは言え、賢い野生動物が相手ですから、最初から素人が狩猟に参加しようと思っても、、突然すぐにお役に立つのは恐らく難しいと思われますので、まずは猟友会に参加して先輩方から狩猟技術や知識をわずかでも継承して、徐々に福島県および東北での動物の管理等に参加できればなと思っています。

当然ながら、狩猟が動物保護団体から批判を浴びていることもネット見ますから知っています。
いろいろな方々に、いろいろな考え方がありますから、それは尊重します。
自分は自分なりにいろいろと考えてこのような結論になりました。

次に、猟銃所持許可を取ろうと思った理由ですが。
上記からの続きで、最初は素人考えで、猟銃の所持許可の取得があまりに大変そうなこともあったのと銃は怖いというのもあって、狩猟免許を「わな」の項目だけ取得して、猟友会で集団で狩猟に参加した時に獲物を運んだり、解体等の修行中でも可能そうなお手伝いから始めようかなと思っていました。

ところが、狩猟についていろいろとネットで調べたり、実際に猟友会に所属している方にも相談したところ、猪等、獰猛な部分もかなりある動物を一緒に狩猟するには、罠だけでは厳しいというか、罠にかかった動物の止めさしも命がけで相当に危険が伴う行為ということと、猟友会に参加して猟に参加すること自体、やはりきちんと猟銃を所持して一緒に狩猟をしてもらいたいというお話も聞き、さらに野生の鳥類保護(陸上動物除く)に熱心な身内からも「罠は残虐だ。止めで何度も刺すなんて残虐すぎる」というご批判もいただき、野生動物の命を頂くことになるのに中途半端ではダメだなと思いまして、できるだけ短時間に動物の命を絶てる猟銃の許可を取得する決断をした次第です。