とあるハンターの外部記憶

かりびと見習い。釣り人的な。

猟友会に入るには?(2016年11月時点)


これまで何度か東京都猟友会の人とコンタクトして直に話した感じでは、猟友会は何かのグループを作っていろいろとイベントをやったり集まったりというより、狩猟登録の代行や保険の事務手続きを代行してくれるという感じの組織になっているように思いました。

これは東京は西部地域でないと、狩猟ができる場所が身近ではなく、結局、他の都道府県で狩猟をされる方が多いという特殊事情もあるかもしれません。
ですから、前述の方々と話している感じだと「別に、狩猟登録をしたいとかの用事が無かったら入らなくていいよ」くらいの感じなのは、そういう面もあるのでしょう。これは仕方ないかなと思います。

とはいえ、有害鳥獣駆除は猟友会に入っていないとできませんから、入会するつもりです。

さて、ここで問題になるのがどうやって猟友会に入ればいいのか?
ということです。

現状、猟友会を構成している人口の6割以上くらいが60歳以上の世代であることもあるのか、その他の原因かはわかりませんが、少なくともネットには支部の連絡先は出ていませんし、ブログなどでもあまり情報がありません。

大日本猟友会のウェブサイトで調べると、猟友会は階層構造になっており、

大日本猟友会(一番上) > 都道府県の猟友会 > 都道府県内の各地域にある支部

という構成です。
我々が所属することになるのは、この末端の「支部」になります。

支部はたいてい、その地域の銃砲許可を管轄している警察署の名前と支部名と一致しているそうで(東京の場合)、自分が銃砲関連の許可を取るために通う所轄警察署がある場所が、自分が所属できる一番近い支部になっています。

ただ、昨今は前述のような高齢化や所属人数の減少もあって、必ずしも住んでいる場所の支部に所属しなければならないというわけでもないようです。
これは東京都猟友会の方がおっしゃっていました。

ただし、警察の方としては、銃砲担当の警察官と話している限りでは、(各支部との間で情報のやり取りがあるのか)猟友会に入ってどこかの支部には所属してほしいような感じを受けました。

これはあくまでも推測ですが、警察の銃砲担当の方は、頻繁に銃砲関連の仕事で銃砲店などに行くことがあるそうで、地域の銃砲店の人のこともよく知っています。

後述しますが、銃砲店は地域の猟友会の窓口になっていることも多いので、猟友会に入っている人ですと、地域の猟友会や銃砲店から銃を所持している人の動向などの情報を得やすいのだと思います。
警察もお仕事ですから、銃所持者の情報が得やすい方が良いということなのかもしれません(あくまで状況や話からの私個人の勝手な推測です)。

逆に猟友会等に所属していない人は、毎年の銃砲一斉検査の時まで、どこで何をやっているのかが情報も少なく把握しづらいのだと思います。

さて、今年はおそらく銃の所持許可の関係から、猟期には間に合わないと考えていますが、来年以降に、いざ猟友会に入会したいという場合を想定して、試しに東京都猟友会のサイトにあるメールアドレスに
「猟友会に入会したいので、自分が住んでいるxx区の支部の情報または入会手続き方法を教えて頂けないでしょうか?」
と問い合わせのメールを送ってみましたが、今のところ半月ほど何も回答はありません(汗)。

というわけで、入会するにはどうしたらいいか?
少し前から今まで私が調べてきた限りのことを以下に書きます。

1.どこかの猟友会に所属している知り合いを作って、その人経由で入る。
   これはジビエのお店をやっている方などもいますから、そういう店に食事に行って聞いてみるのもいいでしょう。

2.猟友会や猟友会の人が参加または呼ばれる各種イベントに参加してみる。
    結局は1と同じですが、つながりを作ったり、聞ける場所に行ってみるということです。
    イベントと言っても、狩猟講座みたいなのから、鹿や猪の解体教室などいろいろあると思いますが、とにかく所属メンバーに会えば入るチャンスができます。

3.銃砲店などで聞いてみる。
   銃砲店が地区の猟友会の窓口になっている例が結構あるようです。
   私が住んでいる区でも少なくとも1つの支部に関しては、先日行った銃砲店が窓口になっていることを確認してきました。

4.射撃場などで知り合いを作る。
   猟期の前になると、銃の練習や調整などで各地の射撃場はたくさんのハンターが来るようですから、 そこで自分が住んでいる地域に近い人と知り合えば、つながりも生まれるというわけです。
   ちなみに、猟期の前には銃の点検などもして、銃の扱いや射撃を確かにするために射撃の練習をすることが努力義務になっています。
   銃砲店が主催する射撃練習やイベントも ありますから、何れかに参加していれば知り合う機会も増えるとおもいます。

 以上です。

基本的に、現状はすごく情報が少ないですね。
地方なら他にも役場で聞いてみるとか、地域の顔役のような人を探して聞いてみるとか、罠を仕掛けている人を探してコンタクトを取るとか、手段はあると思います。
私も今は東京に住んでいますが、元は地方出身者、しかも育ちは田舎の方ですから、この辺はある程度知っている方かもしれません。
地方の方がヒューマンネットワークからの情報が早いと思います。

だいぶ調べてこれだけです。

猟友会の所属人数が減っているとは聞いていますが、いざとなると、入りたくてもなかなか情報がない・・・・そんな状況です。