とあるハンターの外部記憶

かりびと見習い。釣り人的な。

狩猟免許「講習会」(2016年7月23日)

2016年7月23日、狩猟免許を受ける前に、受けておくと合格の可能性がアップする東京都猟友会主催の狩猟免許講習会を受けてきました。

受講者は、第一種、第二種、わな、網の受講者合計で、3人で使う長テーブル4x15台、ここにパイプ椅子があり、3人ずつギッチリで座ったので約180人くらいが受けている計算になります。

後ろの方を振り返って、数えたわけではないのでテーブルと椅子の数からの概算ですが、案内で満席なので詰めて座ってくださいと言っていたので。

今回に関しては、知識試験対策としてはそれほどでもないですが、実技演習は大幅に役立ちました。
 むしろ、ここで手順をちゃんと動作を学んで、試験までにイメージトレーニングもしてできるだけ完全にやれるようにしておかないと、普通に第一種も、わな等も狩猟免許試験の実技試験で落ちると思います。

本試験より30分早く9時30分から開始されますが、結局、わなの実技を学ぶのも含めて、22時20分くらいまでやっていました。

他の人の動作を見たり、自分の順番が来るのを待ったりして、そのくらいはかかります。
昼休み以外は5分~10分程度の休憩以外は休まずやってもこれです。
 これでも、わなの実技講習開始の段階で19時15分を過ぎており、各種説明に関してはかなり端折ってました。

ですから、本試験の方は、自分の順番が比較的早い方で16時過ぎには終わったため、講習会の方が時間がかかったという感じです。

当日の服装は、「下駄・サンダル履き等では受講できません、第一種受講の際はポケットのある服装でお越しください。」という感じでした。
持ち物は「受講票、狩猟読本、例題集、筆記用具」とノートや弁当など。

東京都猟友会の受講申し込み時には胸ポケットがある服を指定されましたが、実際は講習会ではポケットがある短パン+半袖Tシャツ(ポケットなし)という格好の人も結構いました。

そういう場合、模擬弾をしまうのはズボンのポケットになります(実際の狩猟なら弾帯等になると言っていました)。
ただ、会場になった足立区勤労福祉会館の講堂はかなり冷房が効くため、長袖を持って行ってもいいと思います。私も最初、暑くて半袖でいましたが、途中から上着を着ました。

また、椅子はパイプ椅子に毛が生えたくらいのものなので、痔などお尻が痛くなりそうな人はクッションも持参してもいいかもしれません。
エアコンで空気が乾燥してるのでマスクや飲み物もあった方がいいかもしれません。
乾燥のためか結構、咳をしてる人、止まらない人がいました。

昼飯については、駅近くにコンビニが3件くらいあります。駅の周辺や高架下など食事できるところもありますが、多くの人は事前の注意事項に書かれたとおり、弁当やおにぎり等を持ってきて講堂で食べていました。

他に、タバコを吸う人は注意点として、足立区勤労福祉会館から地下鉄千代田線/JRの綾瀬駅の周辺は禁煙区域になっていて喫煙は禁止されているとのこと。
綾瀬駅には喫煙所があるそうで、そこまで行かないと会館の中でも外でも近所の路上等でも吸えないとのことです。確かに駅から会館までの道すがらの路面にも喫煙禁止地域で吸うと罰金1000円だったかの警告表示がありました。
講習会でも繰り返し注意喚起されていました。

今回の講習会のスケジュールは以下のような感じでした。
9時~ 受付開始
9時20分~ 会長あいさつ
9時30分~11時 狩猟関係法令について(講義)
11時~11時10分 休憩
11時10分~12時10分 鳥獣の判別について(講義)
12時10分~13時 昼食
昼食後 実技講習の講師の紹介(十数人)、その後、網・わな は別教室に移動。
13時~14時 猟具の取り扱いについて (講義)
14時~ コースまわりの説明
第一種、第ニ種 技能講習開始。 終了時間は19時~20時。


コースとは第一種を受ける人の場合、「受講番号 わなxx 第1種xx 号」の番号などで、
当日、昼飯の後に講堂で発表される各番号ごとに分けた一定数の集団に
分散して以下の1~4コースを順番に回っていきます。
ですから、3コースから始まる人もいれば、1コースから始まる人もいます。

1コース(銃器の点検・分解・組立)。
2コース(団体行動時の銃器の保持、装填、射撃姿勢、脱包)。
3コース(銃器の受け渡し、休憩時の銃器の取り扱い)
4コース(距離の目測、鳥獣の判別画)

これにわな、網の免許も取る人は、別途、当日中に最後にわな、網の実技講習も加わりますから、
全部終わった時には20時を過ぎていました。

時間はかかりましたが、模擬銃を使った集団での動作や分解、組立等、わな・網を受ける人は同、架設等・・・やったことがないと、まずできないと思います。

さらにここで銃器の組立ができた人も本番でスムーズに組立られず不合格になりそうになっていた方もいます。覚えれば簡単ですが、単純に慣れが必要な作業ということです。
時間が許す限り、実技は繰り返し練習した方がいいでしょう。

後日の試験本番で実技で不合格になっていた感じの人はこの講習会に出ていない方かなと思います。そういう感じの方を見ました。

「第一種」と「わな」の講習で合計1万5千円払っていますが、正直、再度試験を受けたりなど時間とお金を考えると、これを受けておけば(かつ知識試験の勉強をちゃんとしていれば)合格する確率がかなり上がるので、保険として考えると結果的には安いかなと思いました。

えー、ちなみに、上の方に書いたとおり筆記の知識試験対策としては、(年度にもよるでしょうし、今回に関して限定すると)全体としてそれほど役に立ったかは微妙かなと・・・。

ただ、ここで受ける狩猟に関する重要として教えられる知識は狩猟をする上で100%必要になりますから、受けて損したということは全くないです。あくまでも筆記テスト対策の部分での話です。
個人的には雑談も含めていろいろと為になるお話が聞けたと思います。

単純に本番の筆記試験対策としては、
「平成28年度版 図解 狩猟免許試験例題集」を繰り返しやっておいた方がいいです。
本番は午前の筆記30問中(これに加えて一種、ニ種、わな、網など分野ごとに+5問ずつ)で計3問くらい疑問符が出る問題(要するに回答に自信がない・・・)が出たという感じです。

講習会の4コースのうち、1コースだけ撮影しちゃだめって言われたコースがありました。それ以外は、スマホで撮ってた人もおります。

もし、撮影できなくなったとしても、手順は細かく細かく、号令や動作、確認内容まで含めてメモっておいて損はありません。
若者以外は1週間も細かい動作まで覚えてられません。必ず忘れます(私が頭が悪いだけかもしれません)。

私はもう毎日、手順メモや自分で記入した補足を見ながら脳内で動作シミュレーションしてました。

最後に余談ですが、受付でチラシを配っていた方の中に金子銃砲火薬店の方がいました。