とあるハンターの外部記憶

かりびと見習い。釣り人的な。

KENKO 8x32 DH MS 目当て(見口)固定用リング(2019年9月)

防刃カバーとか盾とか、実用になるかわからないものも買いつつ、一応、実際の狩猟で困ったり、不便に思ったことも次の猟期まで改善すべくいろいろとやっています。

その1つが、双眼鏡の目当て(見口)部分の固定。

現在、状況に応じて2種類の双眼鏡を使っているのですが、その一方の双眼鏡が、ケンコーの8×32 DH MSという8倍の双眼鏡。

 Kenko 8×32 DH MS
 

スペック等詳細。
https://www.kenko-tokina.co.jp/optics/binoculars/highd/kenko01/4961607010983.html
http://archive.fo/GgMBV

ちなみに当方のは Made in Japanでした。

前の猟期まで、この双眼鏡の目当て(接眼レンズ部分についてるカバー)が不便に感じてました。



双眼鏡の目当てはメガネの人(やゴーグルしたままとか)は畳んだまま覗くのですが、メガネを使用してない場合は目当てをクルリと回して伸ばした状態にして使います。
(赤枠の部分が開いた状態になる。写真上側は閉じた状態、下側が目当てを伸ばした状態。)

目当てを畳んだままでも使えるは使えますがレンズに瞼やまつげ等が当たって油でレンズが曇ったり汚れたりということがあるのです。

ところが、当該機種はこの目当てのリングが緩めであり簡単に動いてしまうため、猟場ではとても不便でした。

(もう1つのツァイスの10x25B(西ドイツ製)の方は、目当てが伸びた状態にゴムで固定されているので問題になりません。ちなみに、この古いツァイスの場合はメガネの人は目当てのゴムを外側に折りたたんで使います。)

Kenko 8×32 DH MSを首にぶら下げていて、むむ?向こうの林で怪しげな動きが・・・と双眼鏡を目に当てると・・・片方の目当ては畳んだ状態まま、片方は半端に伸びたまま、とかに動いてて毎回目当ての位置を両眼側とも同じ位置になるように直してから覗くという作業をしてました。

なんか他に固定する方法があるのかなと思ったのですが、よくわからず。

このロスは1回数秒未満の話なんですが、覗く回数が多いので、これが結構面倒くさい。
動いたものが鹿かどうか確認するために覗・・・こうとすると、服に当たったりして移動中にズレており、覗く時には目当てが変な位置になってるという具合。

野生動物は動きが早くて、数秒の差で見れないこともあるので、ちと困ってました。
そこで、目当てを伸ばした状態で固定するスペーサーを作って、3Dプリントしてみたところ、これがバッチリというわけで、データをthingiverseに公開しておきます。

Kenko binocular 8x32 DH MS rubber eyecups fixing spacer
https://www.thingiverse.com/thing:3849459

全く同じ双眼鏡を使っていて、全く同じ不満を持ってる人にしか需要が無いという超絶ニッチアイテム。
3Dプリンター様様。

重さの他にも目当ての部分が不便で、前期は途中から防水じゃなくて曇ってしまうこともあるけど、ツァイスのを使っていたというのもあります。
あと、解像度の違いがかなりあるのを感じて・・・というのもありますが。

やっぱ良い双眼鏡を使いたい。
ウェブでツァイスやスワロフスキーの上位の双眼鏡とか眺めて、値段を見てため息をついてます。