とあるハンターの外部記憶

かりびと見習い。釣り人的な。

猟友会の新ベストや帽子など

え?今から新ベストの紹介ですか?猟期始まってますよね?!

→はい!

って、まだ身内のいろいろ手伝いや酷い風邪ひいたやらで下見しか行けてません。
ある程度の年齢になると交々ございます。 

さて、以下が2017年度から配布が始まっている新ベストです。
新人から優先配布のようです。
新人なので猟期前にいただいてまいりました。

脇のところがジッパーになっており、厚着してポヨポヨになってもジッパーを開けばあと2サイズくらい上がって問題ない感じです。
このベストと帽子か、または同等に目立つ格好をしていないと、事故の時などに保険金がディスカウントされて支払われるようです(詳しくはハンター保険の約款を読んでください)。


猟友会の帽子のタグ。ベストの方は取り忘れました。

ところで、どこかの都道府県で狩猟者登録をして狩猟をする場合、その登録した都道府県で狩猟する際には狩猟者記章を見えるところに付けてないとダメです。
帽子やベストなどに必ず取り付けて、狩猟者登録証なども携帯を忘れないようにしましょう。

で、この狩猟者記章は、狩猟者登録をすると、登録した都道府県から郵送などで送られてきます。
※私が折ったわけではありません、届いた時点で折れてました。
まあ、折れるのはよくあることのようですから、しっかり縫い付けた方がいいと思います。このネジが根元から折れたというか、ろう付けが取れたっぽいネジは外したままで帽子に縫い付けて固定しました。


 こんな感じに縫い付けています。
今年は初めてなのに2カ所の都道府県で登録したので2つ付けてあります。
もう1つの記章はネジは折れてませんでしたが、いつ折れてもいいように、ネジで止める他に縫い付けてあります。

ちなみに、この記章のネジ、ネジ部分が長すぎて、帽子をかぶって動かすと側頭部に刺さることがあります。刺さると痛いです。
ネジも無事なまま届いた方の記章をまだ縫い付ける前に仮で固定してみたところ、刺さって痛いので、 飛び出てる分だけマジックペンでしるしをつけて、一旦ネジを押さえてる丸い板を外し、100均の金鋸で余分なネジの軸部分を切り落としました。
記章のネジ自体は真鍮なので 簡単に切れます。

切ったら切り口をやすり掛けし、手持ちのロックタイトのねじロック243を塗って帽子に取り付けて、さらに手縫い糸で縫って固定しました。
これで簡単には取れないと思います。
記章自体は紛失しても、一応、登録した都道府県で再発行はしてもらえるようですが、無いと狩猟もその間できないので、落ちないに越したことはありません。

さて、下見の方は、猟師ではないんですが、趣味や仕事などで登山道を通らずに山に入ったり林道にも頻繁に入るこの道50年くらいのベテラン(身内)に案内されて、あまり地形が急でなく、鹿等がいそうな場所でかつハンティングできそうな場所に行ってきました。
時間の関係から狩猟できる場所は2カ所だけ。次回は別の地域も回りたい。

このお方は、いつもは仕事仲間と集合して打ち合わせしたら、あとは単独で地図とコンパス、GPS、無線機、熊撃退スプレー等を持って登山道を通らずに山を登って山の指定されたポイントに向かい、無線で複数の人と連絡しあいながら委託された調査とかをやってるようです。運がいいのか悪いのか滅多に熊には会わないとのこと。

仕事の時は鳥獣保護区が多いのでハンターはいないようですが、そうでない趣味の時もやはり登山道じゃない場所を入ったりするようなので、 逆に言うと、普段、こういう人も山には入ってきてるわけで、狩猟の時は十分に注意したいです。こういうお仕事、趣味で山に入る人は特にオレンジ等の服は着ていません。

林道に入る前の畑で鹿の防護柵があったので、この辺はいるはずだけど・・と少しひらけた場所で車を止めてドアを開けて足元の路肩を見ると鹿のフン発見。

これは乾いててフンの周りに草の芽も生えてて新しい感じではなく、でも、いることはわかったので、獲れるかどうかは別にしてそのうち会えそう。沢もあるので解体もやりやすそう。
今回は1カ所を詳細にではなく、やれそうな場所をだいたい見て回るという感じなので、すぐに移動。


2カ所目は大量のフンが50cm~1mおきにあり、朝夕にジッとしてればいっぱい出てきそう。

家に帰ってから念のため、本当に狩猟可能かどうか、GPSの行動データなどと、予めグーグルのマイマップで作成した鳥獣保護区等を重ねた地図に情報を重ねて、さらにハンターマップで各種の猟具使用禁止区域の有無や現在位置を詳細に確認し、狩猟可能地域であることを確認していきます。
実際に狩猟を行う前には再度歩き回って、民家がないかどうかや、道路、登山道を含めた各種位置関係も調べます。

猟期は始まっていましたが、他のハンターは見かけませんでした。
その他、単に鹿を見るということで鳥獣保護区の方にも数カ所案内されて、今回の下見は完了。