とあるハンターの外部記憶

かりびと見習い。釣り人的な。

千葉県射撃場を利用してみた(2017年8月現在)。

猟期が近づいてきています。
今年から狩猟を始めるハンター見習いとしては準備を進めています。

諸事情で最初から大物猟を始めたいと思っている世間知らず&命知らずですが、現状は上下二連銃しか持っていないので、とりあえず上下二連銃でスラッグ弾を撃ってみることにしました。

スキート用など絞りがない平筒銃身の銃(またはシリンダーチョーク)の銃は問題なく、スラッグ弾を撃てるという話は購入した時に聞いていますが、これまでスキートでの射撃練習を繰り返していて実際に撃ってみたことはなかったのです。

スラッグ弾とは、小さい弾がいっぱい入った弾(散弾)ではなく、鉛等の塊が1つだけ入ってる弾で、鹿や猪、熊などはこれを使うというのが一般的なようです。
でもスラッグ弾を撃てる銃も散弾銃です。
法律を決める方々の基準なので私にはよくわかりません。

散弾銃用の装弾には様々な種類があります。
それぞれ、どんな種類でもどこでも撃てるわけではなく、射撃場ごとに撃てる装弾の種類は決まっています。

ですから、自宅から近い場所で何でも撃てる射撃場がある方は練習もしやすくてラッキーだと思います。

私が普段行っている射撃場は、スキートやトラップで使う9号や7.5号などの文字通りの散弾しか撃てないそうなので、今回はスラッグ弾も撃てる射撃場探しから始めました。

初めてのスラッグ射撃の場所の候補になったのは、神奈川県の伊勢原射撃場、埼玉県の長瀞射撃場、千葉県の千葉県射撃場、栃木県のニッコー栃木射撃場などです。
陸上自衛隊朝霞駐屯地にもライフル射撃場があるようですが、選手向けなどらしく一般には開放されていません。ちなみに2020年の東京オリンピック射撃競技はこの朝霞駐屯地で行うようです。

さて、上記の中からいろいろと検討した結果、千葉県射撃場に行くことにしました。
決め手はお値段

他の候補の栃木県のニッコー栃木射撃場、埼玉県秩父長瀞射撃場、神奈川県の伊勢原射撃場でしたが、いずれも利用には3400~4000円弱程度の基本料金がかかります。
短時間利用してもこれくらいかかります。

千葉県射撃場は個人だと2時間で1840円とのことで、リーズナブルです。
諸事情で比較的最近まで閉鎖されていましたが、今は50メートルの射場と100メートルの射場が利用できます。
私の古い銃を持って行っても不具合が出たりして、たいして撃てない可能性もあったので、その場合は短時間で終了となりますから、利用料が安いに越したことはありません。
結果的に、無事に不具合っぽいのが出て、ちょうど2時間で終わらせました(次の記事で)。

まず、行く前に電話して、いろいろと聞きました。
電話応対が大変丁寧で細かく教えていただきました。
お忙しいところありがとうございました。

千葉県射撃場
http://www.chibaken-syagekijo-chibaken-ryoyukai.jp/index.html

千葉県射撃場営業案内
http://www.chibaken-syagekijo-chibaken-ryoyukai.jp/eigyo-info.html


ちなみに、アクセスについては、都内からは首都高+アクアラインを通ると他の射撃場と同じくらいの時間で到着できます。
アクアラインは現金だと通行料が高いですが、2017年8月現在のところはETCまたはETC2.0を利用すると軽自動車が片道640円、普通車が800円で利用できました。これに他の高速等料金が加わります。


千葉県射撃場に電話および直接行った時に以下の質問をしましたので情報共有のため、貼っておきます。

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Q.予約は必要か?
A.個人の場合は予約は必要なく直接、射撃場に行けばいいが、50メートルおよび100メートルの射座が埋まっている場合は、順番になるので待つことになる。

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Q.その他、予約関連について。
団体は予約できますが、個人はできないようです。

公式サイトには予約状況を見れるページがあります。
http://www.chibaken-syagekijo-chibaken-ryoyukai.jp/yoyaku.html

この50メートル射座のところに予約者の利用時間(例えば13:00~16:00等)が書いていない場合は、射座には予約が入っていないということだそうです。

私が見た時は、ちょうど千葉県の狩猟免許試験をしている旨が50メートル射座の欄に書いてありましたが、利用する時間が書いて無い場合は施設内の別の場所を使う為、射座自体は予約が入っておらず利用できるとのことでした。

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Q.装弾は販売しているか?
A.スラッグ装弾販売もしており、12番と20番でいずれも10発入り、12番がレミントン 1800円(1発180円)、レッドバードが2000円か2100円(1発210円)?とのことです。20番は聞きませんでした。
(すみません、12番スラッグのレッドバードの方については失念しました。聞いた価格が違っていても10発あたりで100円の差です)


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Q.平日と休日どちらが混むか?

休日という答えが来るかと思いきや、個人の動向はまだらで読めないそうです。

休日に空いてる時もあるし、平日に混んでる時もあり、射座が埋まっている場合は、
開くまで待っている必要があり、例えば、実際に5人で来て5つの射座が埋まってしまえば、そこから2時間とかは待つようになるようです。

ですから、来てみたら射座が空いてないということで、そのまま帰る人もいるようです。
利用当日は時間に余裕をもった方がいいでしょう。

私が行った時はたまたまタイミングがよく50メートル射座は3つほど空いていました。

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以下は利用手順を書いておきます。
タイトルの通り2017年8月時点の話です。

・利用方法
1.まず、事務所が入っている棟の受付で受付を済ませます。

利用料は後払いですが、装弾を購入する場合は装弾代のみ現金で先払いでした。
的もここで買えます。50メートル用が1枚200円でした。厚紙の様な素材です。
的紙を的の台に貼るための画鋲等を持っているか聞かれましたが、あらかじめ持っていきました。
100円ショップで売ってる普通の画鋲です。
ベニヤ板に刺すので画鋲抜きもあると簡単に抜けていいかもしれません。


2.受付で記入が終わったら、射撃場に移動します。

受付をする事務所棟と射撃場は100メートルちょっとくらい離れており、手続きが終わったら指定された射場の射台に移動します。
すでに先客がいる場合は、コンクリート造りの射撃場所の入口ドアの脇に「射撃中」という赤いプレートがかかっていますので、入る前にイヤーマフを付けて入った方がいいと思います。

的は自動ではなく、射撃場入口の横を建物沿いに歩いて行って地下に下りて自分で的を貼ります。
地下なので他の人が射撃をしていても、貼ったり剥がしにいけますが、イヤーマフは忘れずに。他の人の轟音で耳が死にます。

ベニヤの的の台に画びょうで貼って、自分で下から的の台(木製)をよっこらしょと持ち上げて、上にひっかけます。踏み台になる場所もありますが、小柄な女性だと大変かもしれません。


3.的を貼ったら射台まで戻って射撃開始です。

受付から2時間とはなっていますが、この的貼りや事務所に戻る時間も含めて10分程度は別計算になるようです。
ちなみに、雨の日は建物の外側の屋根がないところを50メートルまたは100メートルと往復するので傘が無いとびしょびしょになります。

トイレは、射撃場の外にプレハブトイレが2つありました(私の時は紙もありました)。


4.撃ち終わったら備え付けの椅子や銃等を片付け、的紙も外し、自分しかいない場合は電気も消して入口外の「射撃中」のプレートも「射撃終了」にして事務所に戻って支払いです。

ちょうど2時間いたので、1840円+的紙代200円(買わないなら不要)で2040円+装弾代で済みました。



また利用したいと思いました。

上下二連でスラッグ弾を撃った話は別の記事にします。