とあるハンターの外部記憶

かりびと見習い。釣り人的な。

経験者講習を受けてきた(2024年9月)

狩猟者登録の後、銃を所持している人が3年に1回は受けないといけない経験者講習に行ってきた。

 

講習の開催場所は毎年、自分が住んでいる地域の所轄警察署では行われるとは限らず、

特に都内は持ち回りで遠くの警察署でしか受けられないこともあるので、いつも近くの警察署でやる予定がわかった時点で、早めに受けて講習修了証明書をもらうようにしてる。

 

特に制度で新しくなったところはあまりないみたいだが、銃の仕組みや管理方法の徹底などのいつもの内容だったが、一部の件について講師の方から注意があり、具体的には、2023年に長野県中野市で猟銃により住人2名と警察官2名が殺害された事件に関連して眠り銃の規制が強化され、以前は3年以上使っていない銃は返納するようにということだったのが、2年以上に変更されて厳しくなっていることは注意喚起された。

 

ここまでで経験者講習の話は終わり。

 

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以下はダラダラと思ったこと。

 

正直、長野の事件の犯人も3年に1回の銃の所持許可の更新も通り、射撃練習も行ってたり狩猟もしてただろうから。

これは推測ではなく理由があって、何か特別にやむを得ない事情(やむを得ないかどうかは警察が決める)がある場合を除いて、射撃練習に行ったり、狩猟で許可されている場合は狩猟で使用してないと更新申請が通らないためである。

 

つまり、犯人も事件を起こすまでは国や警察が定めた規則を守っていたことになるため、この規制を強化では事件は防げないが、何かはやったことにしないといけないので規則を強化した的な作業に見えた。

 

結局は、猟期中に故障した場合などに備えて複数丁を持っている人(※)にとっては負担が増すのと、安全性が下がるだけの気はした。

(※猟期は4か月あるが、日本は銃の部品が流通しまくってる国ではないため、銃が故障すると海外からの部品取り寄せなどで修理に何か月とかかかることがあり、もし1丁しか所持してないと、実質その年の猟期中は使えないこともある。猟友会会費と第一種銃猟で年4万円払ってるがそれがドブ入りになるのである。)

 

期間が2年となると、これまでは射撃場や猟場まで遠いのと、銃を紛失したり、盗まれたり、奪われたりしないように監視や管理する等の安全管理上の問題で、基本的に1丁だけを持って射撃場などに行っていたが、特に働いている人は休みを取れる日数も限られるため、眠り銃になるのを防ぐにはこれまで2回以上に分けて1回1丁だけ持って射撃場に練習に行っていたのを、複数丁を持って行って眠り銃にしないようにしようとする人も出てくるだろう。

 

その過程で紛失や盗難されるリスクも上がることになる気がする。

例えば当方の場合、移動途中でどうしてもトイレに行くときなどは必ず偽装したケースに入れて銃や弾を分散携帯してトイレに行くわけだけど、2丁となると6~8kg、3丁となると9~12kg以上と、これに弾を100発なら4kg弱持って歩くことになるわけでして・・・。

 

一応、以前よりも少し緩和したルールとして、目が届くところに車がある場合は、銃を車に置いた状態でごく短時間だけ車から離れても監視さえしておけばいい、みたいなことも経験者講習などで教えられるわけですけど、個人的にはやはり最近の自動車盗難急増などのリスクを考えると、こういうのはやらない運用をしている。

 

日本の年間休日は土日祝日で合計120日前後あるわけですが、2年以内となると240日のどこかで行くことになる。

 

え?240日もあるじゃない?!と思ったそこのあなた。

既に退職したりなどで平日も時間があったり、独身とかで土日祝日は趣味は銃だけとかでやってる人ならまだしも、仕事して家族がいるとそんなに自由な日数って多くないと思うんです。

 

もちろん、特に平日も使える人ならば、土日祝日しか使えない人の240日と比べたら予備日が730日に増えますからね。

これは土日祝日しか使えない人の3年分360日の2倍以上もあり、730日使えるのに練習に行かない人の方が悪いと言える。

 

家族持ちだって家族なんか無視して射撃に行けばいいじゃん・・とはいかないんです。銃の所持に家族の反対があると所持許可の新規申請や更新できないこともある。所持には家族との関係もとても大事なのです。

 

そうなると、2年間分の土日祝日の240日から仕事などで疲労困憊したり、風邪気味なので土日は休みたいとか(体調が万全でない場合は銃の使用はしない。これは経験者講習などでも指導される)、銃の調整修理で銃砲店に出したり、さらに外国要人が来る前後1か月くらいのある期間は銃の移動を自粛とか、冠婚葬祭、家の用事、帰省や親戚、友人知人との付き合い、雨など天候、etc.さらに時間はぐぐぐぐっと限られる。

 

上記で書いた話も何事もルールを無視したり、安全管理上のリスクを取れば、そりゃ楽になるんです。具合が悪かろうが行けばいいし、安全管理上のリスクが上がろうと、お上がやれってんだからたくさん持って行って撃ったらいいし、と言われたらそれまでだけど・・・そして、たぶんまた盗難や事件事故になりますけどね。

 

当方も多少この規定に影響され、いつも行ってる射撃場は土日祝日は射撃大会が多くてスキート面は使えなかったりして断念してる日もあるため(射撃大会は早朝集合~昼とか1日がかりもある)、最近は少し遠くの射撃場(道路が空いてて片道1時間半、移動だけで往復3時間、事故渋滞とかあると+2~4時間)に行ったり工夫はしてるけど。

 

そういう意味で3年くらいは余裕があった方が良かったんだけどね・・・。