とあるハンターの外部記憶

かりびと見習い。釣り人的な。

ダイセルパイロテクニクス JAGUAR(鉛フリーのスラッグ弾)(2019年11月上旬)

2019年度(令和元年度)猟期の使用弾となるダイセルパイロテクニクス JAGUAR 非鉛スラッグ 12番装弾の写真。

箱に書いてあるとおりの内容ですが、
・12番(12ゲージ)
・2*3/4インチ
・弾速 460m/s
・弾頭重量 31.5g

だそう。
2019年11月時点でのカタログ上の商品ラインナップとしては20番装弾もあるようです。

今回購入したJAGUARの12番装弾に関しては、D DupleksのDUPO28やMONOLIT28と比較して弾頭が3.5g重くて、弾速も15m/s速いのでその分、射撃時の衝撃も強そう(まだ撃ってない)。
D Dupleksの弾自体は公式サイトを見ると、弾頭重量28gだけでなく、32gもあるようです。
DUPOと同じ当たると花開く系統にHexolit32Rossa32というのがあり、それぞれ性能の売りが違うようです。
同じくMONOLITにもMONOLIT32というのがありますが、日本で手に入るのかは不明です。

参考:
ダイセルパイロテクニクス社(以下、ダイセル)のJAGUAR装弾のページ。
http://daicel-pyrotechnics.com/product/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%AC%E3%83%BC%EF%BC%88%E9%9D%9E%E9%89%9B%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%B0%EF%BC%89.html
http://archive.md/RmlaB

ダイセル公式サイトから現時点の説明書きだけ抜粋すると、
「非鉛の平筒銃身用スラッグ弾です。グワランディー社(イタリア)製スチール弾頭を採用し、弊社製造ラインにて国内製造をしております。弾頭の部分が散り、獲物に対して多大なダメージを与えます。どちらの番径につきましても、ライフリング付き銃身では使用しないでください。」
とのこと。



弾頭はこんな感じで、先端の形はD DupleksのMONOLIT(先端が平ら)、DUPO28(樹脂でコーティングしてある)ともまた違う。


( ※モザイクは映り込みを消してるだけで何かあるわけではないです)


弾頭先端側から。
説明によると当たると飛び散るそう。

重さ 40.7g(実測)。
表示上は40.6gとの間を行き来することがあるので、下一桁までだと、だいたいこのくらいということで。


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自分用の参考値:
D Dupleks DUPO28/MONOLIT28との比較。
https://www.ddupleks.com/products
http://archive.md/dxb0q
DUPO28 12番
Slug weight: 28.0 g / 430 gr / 1 oz
Muzzle velocity: 445 m/s / 1460 fps
Muzzle energy: 2770 J / 2050 fp

MONOLIT28 12番
Slug weight: 28.4 g  / 440 gr / 1 oz
Muzzle velocity: 445 m/s / 1460 fps
Muzzle energy: 2810 / 2070 fp

JAGUAR 12番(ダイセルパイロテクニクス
Slug weight   31.5g
Muzzle velocity 460m/s


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2019/11/15追記:

一応、JAGUAR装弾を使ってゼロインしてきました。
射撃が上手な人からすると、これでゼロインっていうなよって怒られそうですけど。

写真は、人から譲ってもらったNikon Coolpix p900を使用。
さすが、83倍ズーム(35mm版換算で2000mm相当だそう)。
完全に拡大するとアップになり過ぎるのでちょっと引いてる(何倍くらいなのか見なかった)。



ベネリ・スーパーノバ 20インチスラッグ銃身、50m、砂袋に委託。
装弾はこのメモの項目のダイセルパイロテクニクス JAGUAR 12番装弾。

これより立射で撃った時の方が真ん中の10点近くに当たることがあるってのはどうなのって感じですけど(後で写真上げるかも)。

合計25発ほど撃ってみた感想としては、DUPO28、MONOLIT28と比べて弾頭重量が重いのに、衝撃が軽く感じる気がする(衝撃が軽いと言ってるけど、8mmシリコン肩パット+コンフォート銃床のおかげ)。

他に気づいた点としては、過去に使ったレミントンRXPなどの射撃用の鉛弾頭装弾と比べて射撃後の銃身内部の汚れが少ない。今回は弾頭にグリスは塗っていないが、撃ち終わっても綺麗だった。
DUPOやMONOLITと比べても火薬汚れも含めて少ない感じ。
たまたまかもしれないけど。


計25発
ゼロインは、5発ずつ委託射撃して、スコープのウィンテージ、エレベーションを調整していく感じでやりました。

以下、当方のスコープの場合なんで他の人には何の役にも立ちません。1クリック=0.2MRAD
ウィンデージ=W
エレベーション=E
赤色1~5の射撃の後、下にズレてるので以下のように調整。
W:R5.0
E:5.6
オレンジ色の丸6~10発目が上記の修正の後の結果。

スコープの十字と的の中心を合わせると、まだ下にズレてる感じなので、
以下、エレベーションだけ弄った。

W:R5.0
E: 6.2
ピンク色の丸11~15発目

まだ下にズレる感じなので、もう1クリックだけ動かす。
(ダメなら元に戻す)
W:R5.0
E: 6.4
緑色の丸16~20発目

ここまで右の的。
銃身が暖かいので冷やすために時間を置く。
初めての弾なので念のため、銃身を外して銃身内をチェック→異常なし。

だいたい真ん中になったので、左の的を委託で狙う。
・・・んー、こんなもんでいいかな(適当)。

最後に立射で5発撃って終わり。
水色の六角形21~25発目。
立射は大きく外すか、まぐれで中心付近に当たるか、という感じ。
ちゃんと練習しないと上手にならない。