とあるハンターの外部記憶

かりびと見習い。釣り人的な。

3Dプリンタでスリングサドルショルダークリップを印刷




 



先日の初出猟ではいろいろと不便に思った点もありますが、その1つが肩にかけたスリングのずり落ち。

前の猟期まで使っていたデカトロンのバックパックだとなぜか(私の場合は)滑らなかったのですが、今季から導入したバックパックは肩部分が滑るのか、一度だけ(弾は装填してなかったですが)双眼鏡を出して前方を確認していたタイミングでズルっと滑って、落としてしまいました。
 
スコープがぶつからなかったっぽいのがラッキーと言えばラッキー。
いくらスラッグの射撃に耐えられるといっても、思い切り衝撃与えると光軸がズレて修理かおしまいコースなので・・・。

どちらかというと緩い登り気味の場所でしたが、山の中は傾斜があっても木の生え方とかで錯覚してしまうこともあるので、体が傾いていたのかもしれません。
スコープがついて銃の重心やバランスが前と違うのも一因かと。

この不意のずり落ちを防げないかと思ってネットで検索していたところ、米アマゾン(https://www.amazon.com/)にてスリング(負革)などがずり落ちるのを防ぐクリップがあるのを発見。

さっそく購入しようとするも、タイミングの問題かどうか?日本へ配送してくれるところがなく・・・。

コレ↓
Sling Saddle, By Creed Outdoor Products, Carry Your Rifle HANDS FREE, Easily Hooks to your Rifle Sling and holds your gun securely to your body.
(スリング・サドル by Creed Outdoor Products。ライフルをハンズフリーで持ち運び。ライフルスリングを簡単にひっかけつつ、銃をしっかり保持できちゃいます・・的な・・たぶん)

 
仕方ないので、次に自分で3Dプリンターで作ろうかと考えてネット検索。

ベースとして使わせてもらえそうなデータは無いかなと、いつものようにthingiverseを眺めていると、ずばりドンピシャなものが。

Knockoff Rifle Backpack Sling clips, (Credit - Creed Sling Clip for Idea)
by PSomeone
https://www.thingiverse.com/thing:3266094


このデータを作った方も、元は上の米アマゾンで売っているのと同じスリングサドルをコンセプトにインスパイアしたようです。
しかも数日前の出来立てホヤホヤのデータ。

データは2種類あり、1つ目がインスパイアモデル。2つ目がPSomeone様のオリジナル?でした。

ただ、バックパックの肩ヒモの幅や太さは個々人が持っているもので違うと思うので、また、スコープのスローレバーのようにサイズだけ改良させていただく気まんまんで、さっそくダウンロード。

手持ちのバックパック(リュック)の肩ヒモのサイズを計ってみると・・・
「あれ?これ、このまんまでピッタリじゃない?」

・・・ありがたや。

実は先日、ついにというか、ようやく3Dプリンターを導入したので、ずっといろいろと印刷してみてテスト中だったのですが、さっそく活躍してもらうことになり、バックパックの肩パット部分につけられるスリングクリップを印刷しました。

今回印刷してみたのは2つ目のオリジナル?モデルの方。
材料はPLAですが、インフィル 100%にしてみたら強度は十分ありそう。
銃がめっちゃ重いとかでしたら、もう少し厚みを増せばばっちりな感じです。

載せてる写真はテスト印刷した白色ですが、実際に使うものは多少の改良なども入れてオレンジの材料で印刷して、次回以降の出猟で実際に使ってみてテストしてみようかなと思います。

もし自分で改良するとしたらスリングがひっかかる部分とスリングからの負荷がかかった時に力がかかる直線部分(肩ひもの片側に来る部分)の厚みを少しだけ増したり、幅を増やしたり?かな。

ちなみに、銃は結構重いので完全にハンズフリー状態になることも想定した場合、このクリップをつけても、クリップをつけたバックパックの肩ヒモごと方から外れてズリ落ちる可能性があるので、バックパックの胸部分のチェストストラップをしっかりと止めておくのは大事かなと思います。

以上、スリングサドルショルダークリップのお話でした。