とあるハンターの外部記憶

かりびと見習い。釣り人的な。

実際、猟友会に入ってみてどうだったのか?(東京都内某所の場合) 2017年~2018年

そういえば、昨年、初の猟期の狩猟者登録の時に、住んでるエリアの猟友会支部が開催している一斉登録会で猟友会にも加入して、ハンター保険も一緒に入りました。
一斉登録会の情報はどこでもらったかというと、銃砲店です。

猟友会に入ってどうだったか?という話は書いてなかった気がしますので書きます。

結論から書きますと、この1年、特に何もありません。

基本的な部分としては、ハンター保険や無許可譲受証の発行や狩猟者登録手続きの事務的な作業の代行をお願いする感じです。
(ハンター保険に関しては、現状、実質的には猟友会に所属して猟友会を通さないと入れません)

自分で各都道府県と連絡したりという部分を一括してやってくれると感じですが、当方の支部の場合、都内ということもあってか、他に何か猟友会で定期で集まってのどうこう要求されたり等はありませんでした。

一応、最初と言うこともあり、顔見せも兼ねて猟友会支部のベストや書類仕分けと配布のお手伝いには行ってみたのですが、来てる方は支部の幹部の方だけでしかも半分ボランティアという感じであり、「え?わざわざ来てくれたの?でもせっかく来てもらったのに最近は登録者も少ないからやることあまりないんだよね。」的な雰囲気。
実際、ほのぼのと狩猟や世間話をしつつ、ゆっくり作業して1時間以内くらいで終わったでしょうか。

23区内は全て銃猟禁止区域または鳥獣保護区であり、罠を使って狩猟するような動物もほとんどおらず(夜間にハクビシンのつがいと思われる動物は見かけたことがありますが)、駆除も発生しないので、こういう感じなのかなと思います。

田舎の猟友会は飲み会やら人間関係やら大変なこともあると聞きますが、そういうのは全くないです。

逆に、自分からこうやって参加しないと何かを積極的に教えてくれるわけでもないです。あとは、時々ハガキで射撃会のお知らせとか、何かあると送られてくる感じです。

支部がこのような感じで猟友会所属者が減っており、会として機能しにくくなっていることもあり、現在は住んでる地域以外の猟友会に入ることも認められていて、実際に出身地の地方の道府県の猟友会に所属したり、東京都内でも捕獲や駆除に参加できるチャンスがある青梅等の都下・奥多摩方面の猟友会に参加している人もいるようです。

私の場合は、今のところ今年もこのまま住んでる場所の猟友会の会員を継続すると思います。
保険加入の関係もありますし。 お知り合いもできましたし。

ちなみに、銃砲店で情報を得たという話を冒頭に書きましたが、地域の銃砲店には装弾や銃、射撃および狩猟関連グッズを購入するためにそのエリアの人やエリア外の人も来るので、この他にも自然と情報が集まります。

銃砲所持者は2018年現在、ネットをあまり利用しない年配の人が多く、猟友会支部の幹部や構成員もあまりネットには情報を上げないためネットにはない情報が手に入る場所になっています。
同様に射撃場にも情報が集まります。
私も銃砲店や射撃場に行くまでは情報収集には苦労というほどではないですが、集まり難くて困りました。

都道府県猟友会についても同じ傾向があり、ネット上の情報はほとんど更新されません。
更新しても前述の理由により、情報をアップしたところで構成員に見てもらえないだろうというのもありますが・・・。

個人的には日猟会報や普段のお知らせもSNSやメール等電子情報で欲しいくらいですが、あと10~20年くらいは変わるのが難しいかも。

何しろ、分野が特殊なのと週刊少年ジャンプのような大手少年誌でさえ、発行部数で苦戦するこのご時世ですから、まして業界紙である日猟会報を出す大日本猟友会の本体も各都道府県猟友会が出す支部報も通常の紙雑誌と違って紙媒体の広告費用だけで稼げるとはとても思えない数量や内容の広告しか掲載されていませんから、いっそのこと完全に電子化してジビエに特化したレシピを載せるページでも作ってネット広告でも入れた方がまだ儲かる(=会費等を削減できるかも)んじゃないかという気もしなくもないです。
 
ネットを利用する世代が高齢化して猟友会の主流になったり、若年層の割合が増えれば、当然、この傾向は変わってくると思いますが、現状はこんな感じです。