とあるハンターの外部記憶

かりびと見習い。釣り人的な。

3M Peltor SoundTrap Tactical 6-S Electronic Headsetが届いたので、レビュー(2018年8月)

3M Peltor SoundTrap Tactical 6-S Electronic Headset(以下、Peltor 6-Sと略)が届いたので、レビュー。写真などは文章のあとにずらーっと載せています。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B01869CH70/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B01869CH70&linkCode=as2&tag=coewsqzql-22&linkId=c943d42713f1f1125cc928b58f6a96f4
外箱です。
 射撃、狩猟、軍用、法執行(警察や司法関連?)の用途が書いてあります。
・衝撃音を減音。
・小さい音を大きくする。
・デュアルボリュームコントロール
・帽子等に対応したデザイン。
・NRR19
などなど

amazonで注文した日を入れて10日で届きました。
UPSのi-parcelという安価な便で、日本側の配達は佐川急便。
一番最後に追跡記録の画像も一緒に載せます。

まだ射撃場では試していないので、防音や効果については実際に試したら追記します(というわけで未完成レビュー。1か月以内くらいには追記したいです・・・)。
マニュアル表記上だと82dB以上の音はカットするようです。

まず、Peltor 6-Sですが、期待通り手持ちの防災用に買ってある工事用ヘルメットなどと併用してもぶつかりません。

既存の手持ちの電子イヤーマフ HOWARD LEIGHT IMPACT SPORT Electronic Earmuff(以下、IMPACT SPORTと略)との違いですが、一番の違いとしてはPeltor 6-Sは左右独立して機能するようになっています。
Peltor 6-Sの左右を繋ぐ針金はただの針金であり、配線は入ってない感じです。

Peltor 6-Sは左右に独立してON/OFF兼ボリュームスイッチがついており、電池も単4電池を左右に2本ずつ使う仕組みです。

つまり、Peltor 6-Sの場合、右だけや左だけを使える反面、両方とも使う両耳側をそれぞれ別々に操作する必要があります。

左右で聴力に差がある人や左右どちらかだけ使いたい、又は左右どちらかだけ感度を良くしたい場面には向いていますが、ON/OFFを切り替えたら1回の操作で左右の機能をオンにして使いたいという場合はIMPACT SPORTと比べて少し面倒かもしれません。

まだ射撃場で使ったわけではないので、射撃音に関する部分はあとで追記するとして、部屋で使ってみた感じだと、右耳または左耳付近で強く手を叩くと近い方のみ音が遮断されたり、小さくなる感じです。
片耳に入る音だけが急に消える感じになるので、IMPACT SPORTに慣れてる人は最初は違和感を感じるかも。

あと、スイッチをオンにしてからボリュームダイヤルを回して「マイクが外の音を拾って電気的な収音が機能してるな」と感じるまでですが、IMPACT SPORTの方はスイッチを入れてボリューム小の状態からすぐ聞こえる感じですが、Peltor 6-Sの方は最初少し遊びがあって多めに回す感じです。
私が購入した個体に関してはPeltor 6-Sの方がボリュームはかなり軽め。

ホワイトノイズについては、Peltor 6-Sの方も今のところIMPACT SPORTと同様に私個人としては特に気になりませんでした。

防音機能はNRR19ということですが、同様に私の鈍耳では装着した時の感じはIMPACT SPORTのNRR22と差はほとんど感じませんでした。
あとは射撃の時の大音量で使ってみてどうか。

装着してみた感じですが、この商品も室内でライフル射撃の人が近くにいる場合は恐らくは遮音能力が不足していると思われるますので、イヤーマフだけでなく耳栓も追加して対応する予定です。
併用は一見無意味に見えますが、射撃音は遮蔽し、会話などは集音機能で音を大きくできるので、耳栓を使っていても会話は聞こえ、射撃音はイヤーマフの機能にプラスして遮断できるようになります。

他には、Peltor 6Sは左右の動作が独立してるということで、ヘルメットに直接アダプターを付けて直に装着するように改造できそうな構造だなと思いました。

重さについては、実測で162g(電池含まず)でした。
あと写真を見ればわかりますが、非防水です。


以下、画像の羅列。
写真の後に簡単な写真の説明を付けています。
例のごとく写真をクリックorタップすると大きな写真が見れるはずです。


電池交換の仕方ですが、ちょっとコツはいりますが、Youtubeにあるようにマイナスドライバーでこじらなくても簡単に開きます。
あとで動画も載せておきます。

こんな感じで届きます。意外と箱がつぶれなかった。UPSも進歩してる。箱に米アマゾンのプライムの宣伝が書いてありました。


梱包のサイズ感はこんな感じ。
この中に冒頭の箱に入ってイヤーマフが入っています。


説明書はこんな英語のピラ1枚(表裏)ですが、特に困らないでしょう。


こういうネックバンド型になっています。
首の後ろから挟みこんで使う感じ。
針金部分は、そのまんまただの弾力がある針金っぽいです(左右がケーブルで繋がってないと思われる)。


上から見た図。
写真下側が顔の前側方向。

左耳側。
PELTOR TACTICAL 6-Sのロゴが入っています。
イヤーマフの右下の黒いダイヤルがON/OFFスイッチ兼音量ボリューム。
同、左下が集音マイクです。
これらが左右のイヤーマフにそれぞれついています。

 右耳側。

イヤーマフの内側。
真ん中はスポンジ、演習の耳当て部分は合皮?のイヤーマフと硬い樹脂?みたいな感じです。
スポンジも耳当ても安価なイヤーマフな感じのパーツです。
電池はこの耳に当たる部分を外して単4電池を交換します。
購入時点では電池は入っていません。

その反対側。

ON/OFFスイッチ兼音量ボリューム。

集音マイク。

もう片方の集音マイク。
このイヤーマフを固定してる付け根部分を見てもわかるように、単純な構造です。

購入時点では輸送や販売時までに左右のマフが密着しにくいように、樹脂のちょっとした保護パーツがつけてあります。
合皮の部分って汗で濡れた後だと張り付きますもんね。
私は使用後はキッチンペーパーとか乾いた綺麗なタオルとかを挟んでます。

左右のイヤーマフがくっ付かないようにする保護パーツ。

 3M Peltor Tactical 6-S(左)とHOWARD LEIGHT IMPACT SPORT(右)とのサイズ感比較。

同じく、2つのイヤーマフ部分の厚み比較。

電池を入れるために耳当て部分を外したところ。
コツとしては片方の手指でこの写真の上下側から圧力を加えつつ、耳当ての耳が当たる側から、この写真の左側のドーナツ型の内側に指を入れてパカッと外す感じです・・・と書いてもわかりにくいけど。

イヤーマフの内部。この基板の左右のスペースに電池をハメこみます。
日本の家電のようにプラスマイナスを間違い難い形状にはなっていないので、基板に記載された表記に注意して電池の向きは注意しましょう。あと、マニュアルにも記載がありますが、1.5Vのアルカリ乾電池を使いましょう。
1.2Vの充電池を使うと僅かな電圧の違いでうまく動作しなかったりすることがあります。

白いシールには、電池を入れっぱなしにしないこと。電池の液漏れによりケガをしたり、機械が壊れたりします的なことが書かれている。

両方を開けてみた図。
片方に2本ずつ電池を入れる構造。

この写真はなんだよ?と思うでしょうけど、フチの爪を写したかったのです。
特に一部だけ特別な爪がついているわけではなく、全周がこんな感じです。
こういう構造の機械では必要な情報なのだけど、意外とネットで載ってないので載せてみました。


 フチの爪をかける形状 その2。

耳当て側の爪部分。
単純な構造。
この溝がある部分は硬めの樹脂素材、耳当て部分は柔らか合皮っぽい素材。

イヤーマフのスポンジの耳に当たる側。
耳当て側はフチが盛り上がってる。

イヤーマフのスポンジの基板側。
基板側は平ら。

UPS i-Parcelの荷物追跡例(今回の場合)。


参考になるかどうかはわかりませんが、
電池を入れる時の耳当て部分を外す動画をアップロードしてみました。
How to Open 3M Peltor SoundTrap Tactical 6-S Electronic Headset


----------------
2018/12/04追記:
先月、実際に千葉県射撃場で50メートルのスラッグ射撃で使いましたが、特に問題なさそう。
ただし、隣の人がライフルの時だと遮音能力が不足するかもしれません。
(これはImpact Sport Electronic Earmuffでも同じ)
その時は耳栓を追加します。
狩猟ではまだ試していません。

----------------
2019/03/10追記:
狩猟で使ってみました。
・・・うーん、狩猟で使う場合はちょっといろいろと微妙かも。射撃では使えます。

まず、音量調節が微妙。
両側にボリュームが独立して付いているので、片方だけでとっさに同時に調整ができない。

次に、大きな音がした方だけ音が遮断されるので違和感がある(慣れかも)。

そして最後に、耳に固定するための針金の締め付けを調整しづらいので、マフラー的な装備(正確にはマフラーじゃなくて、フリースの首から口を覆う腹巻的な形状のもの)もつけた冬装備の上につけると首が締まった感じになってしまう。