とあるハンターの外部記憶

かりびと見習い。釣り人的な。

Benelli Supernova 等用のTechnogel combs low(頬付け部分の嵩上げパーツ)の画像

ベネリスーパーノヴァのスコープの導入に伴って、
ベネリ純正で、銃床の上面の頬付けする部分(「ベンド」と言うようです)を嵩上げするパーツを取り付けた話を

→  ベネリ・スーパーノヴァにスコープを取付け

に書きましたが、この時に交換して取り付けたのが、 Technogel combs high という商品であり、これはメーカのサイトを見ると、標準から25 mmほど嵩上げするようです。

上の写真の銃床の赤丸で囲まれた部分が交換したTechnogel combs highです。


ちなみにベネリ(のイタリアのサイト)を見ると、このパーツは左右対称ではなく右用と左用があり、微妙に山になる部分の頂上の部分が中心からずれています。

たぶん、標準で付いているのは、銃床の上面に沿って平らになる
Technogel combs low
という奴かなと思います。

今回、Highの方を取り付けて、スーパーノヴァの購入時から付いてるLowの方を外しましたので、細かい出っ張りなどがどんな感じになっているのか一応、写真に撮りました。ピンボケも多いですが・・・。

誰トクな感じですが、あとで3Dプリンタで自作する方に気分が向いたら、私自身が必要なので画像を上げておきます。
外した時でないと撮影できないのと、意外とこういうパーツってネットで探しても細かい写真がないんです。

以下、写真はクリック or タップすると拡大できるかと思います。
御覧のとおり、銃に取り付けると見えないところは結構、大雑把な作りであり、イタリア人の気質が透けて見える気がしました。ちょっとこういうところは中国と似てます。

実際、取り付けた時も銃床側とこのパーツとの境目付近に隙間ができたり、まあ細かいことは気にしない作りです。

一見、硬そうにも見えますが、GELの名前の通りグッと押すと僅かに凹んだり、多少曲がる柔軟性があるので、取り付け時には爪を銃床側にハメこむ感じです。



銃床に取り付けると見えない裏側からの画像

 

↑横から。右側が前側、左が後ろ側。
 

 

後端側から
 
前端側から

 

 

 

 

 

 

 

こんな感じです。
どんなパーツかという雰囲気はわかるかなと思います。

ここから毎度の長い余談ですが、最近までは、こういう「数もはけないし、大きな需要はないが、需要があるところには(少数だが)ある」というパーツでも、いくらも数が売れるかわからないのに、メーカが作って各国に輸送して銃砲店で並べて売って・・・としないとダメでした。

でも、「こんなパーツ」(大変失礼)と言っても、これ1個でもお店に在庫がなくて海外から輸入するとなるとそれなりの日数がかかりますから、結構大変です。
もしもメーカが製造をやめてしまった場合も木や樹脂、またはゴム素材等を削ったりして作るにもそれなりの根気と技術がいります。

 でもここ数年、徐々に3Dプリンタがメジャーになってきて、こういう、おそらくは製造しても法律に抵触しないと思われるが、あると便利なものが銃砲店でも家でも作れる環境が整い始めてきたのは、ユーザとしては良い傾向だなと思っています。

現状は、この手のパーツもメーカがその銃の生産を停止したり、倒産したりとかすると、非常に入手困難になり、高額の料金を払ってオーダーメイドでハンドメイドしてもらうか、納得いかなくても代替品で済ませたり、場合によっては仕方なく銃本体を廃棄処分にして新しい銃を買わないとダメだったりしていたわけですから。

例え、銃の動作には影響しない上に数が売れそうもない今回のようなパーツでも製造も輸送もコストがかかりますし、各国の代理店にデータだけ送信して、代理店ごとに3Dプリンタで製造して販売していけば、非常に効率が良いように思います。

最後に一応、当たり前のことですが、念のため書きますと、どんなパーツにしろ、銃に関わるパーツは作る前に 必ず(強調) 、まず警察署に問い合わせて銃砲担当の方に確認してください。銃砲関連は法律も罰則も厳しいですから十分ご注意ください。 
去年まで、昨日まで大丈夫でも今年は、今日は、または担当者によっては、運用や解釈等が変わっている可能性だってあります。
というわけで、誰トク?Benelli Supernova のCombパーツ紹介写真でした。