とあるハンターの外部記憶

かりびと見習い。釣り人的な。

初めての「経験者講習」を受講(2018年6月)





以下、当方の聞き間違いや勘違い、記録し間違い等があるかと思いますので、参考程度に見てください。

 
銃の所持許可の更新や追加の許可を取るために必要な講習修了証明書をいただくため、経験者講習会を受講しましたのでメモ。

結論から書くと、講習修了証明書を無事いただけました。

次は技能講習を受けて技能講習の修了証明をいただければ更新と追加に使えます。
というか、別記事に書きますがさっそく使いそうです。

経験者講習の内容の流れは以下。

・開始前
講習会会場に到着後、
「猟銃等取扱の知識と実際~猟銃等所持者のために~ 一般社団法人 指定射撃場協会」(平成29年7月1日 改訂20版発行)
を受けとって指定された席に着く。

1限目.
・過去3年で変更があった部分も含めた規定について。
・技能講習の内容や注意点について。
・その他、銃の取り扱いや運搬等について。

(10分休憩)

2限目.
・銃の保管等についての映像講習。

3限目.
・最近および過去の銃による事故事例と原因解説。
・銃による事故の被害者や加害者のコメント等。

4限目
効果測定(テスト)と答え合わせ、解説。

・講習修了証明書をいただいて、受領証にサインとハンコを押したら終了。

---------------------------

今回の講習で知ったこと(自分のメモから)。

・散弾銃のハーフライフルは散弾銃のカテゴリではなく、「ライフル銃および散弾銃以外の猟銃」に区分されることになり、技能講習の内容が「散弾銃」とは別の内容となるようになった。

前述の本、「猟銃等取扱の知識と実際」のP24には以下の記載がある。
「(1)猟銃と空気銃
 猟銃とは、狩猟、有害鳥獣駆除又は標的射撃に使用する銃であって、弾丸を発射するエネルギー源として火薬を使用する銃、つまりライフル銃、散弾銃、ライフル銃及び散弾銃以外の猟銃をいいます。
 空気銃とは、金属製弾丸を発射するのに圧縮された空気又はガスの力を利用する銃をいいます。」

---------
・技能講習修了の証明書は、経験者講習の講習修了証明書と違って、発行まで1週間かかるため、余裕をもって講習を受けておくこと。

---------
・技能講習の途中で銃が故障した場合。
技能講習では技能講習を受けるのと同じ種類の予備の銃を持ち込むことができる。
もし、当日、講習中に銃が故障した場合には、予備の同種の銃を持参していない場合、その時点で技能講習の受講が中止され、後日、銃を修理するなどして、再度、技能講習を受ける必要がある。
散弾銃での技能講習の場合はトラップまたはスキートで25発(1発も当たらなければもっと)撃つことになるが、25発中24発目で故障して残り1発が撃てなくても技能講習には合格できない。24発目までの命中数には関係なく再講習になるとのこと。

---------
・技能講習では模擬弾や空撃ちケースを持参した方が良い。
技能講習では銃の操作や安全装置の作動チェックがあるが、その場合に特に松葉バネを使った銃の場合、空撃ちをすると撃針が折れてしまうことがあるため模擬弾ではなく、空撃ちケースがあった方が良いとのこと。
不発弾が発生した場合の動作チェックにも使う。

---------
・技能講習時に自動銃を持ち込む場合は、セーフティフラッグ(チャンバーセーフティフラッグ)があった方がいい。
 (※講義では説明されなかったが、たぶん、手動ポンプ銃も?)

---------
・技能講習時は銃の取り扱いの安全性を見られるが、実包が装填された銃を落とすと、「危険行為」とみなされて講習中止になる場合がある。

---------
・不発が発生した場合は、10を数える前に、必ず用心金から指を外す。
 指を用心金から外さないで10を数えても危険行為とみなされることがある。

---------
・「危険行為」があった場合に指導しても改善されない場合、その時点で講習中止となる(講習を修了できない)。

---------
・技能講習の時に、射撃場により上下二連銃を使う場合、肩に担いだり、シューズプロテクターの使用ができないことがあるので、射撃場の指示に従うこと(一例として成田射撃場の名前が出ていた)。

---------
・技能講習はスキートもトラップもシングルのみ。スキートは1番か7番の向かい矢のみ。
(・・・とのことでしたが、実際は違いました。射撃場や指導員により違うのかもしれません。→ 初めての「技能講習」を受講(2018年7月)

---------
・散弾銃は関係ないが、ライフル銃所持者の場合、技能講習で使用される的が以前の14cmから100メートル用の36cmくらいの的に変更され、アイアンサイトでも以前より合格しやすくなった。
14cmは50メートル先ではアイアンサイトの照星と同じサイズになる。

---------
・射撃練習は規定上「努力義務」となっているが実際は、
1段階目.
射撃に行ってくださいと警察の銃砲担当者から指導がある。

↓(それでも射撃に行かない場合)

2段階目.
必ず射撃に行ってくださいと同じく、指導がある。

↓(それでも射撃に行かない場合)

3段階目.
射撃に行くことを誓約する誓約書を書かされる。

↓(それでも射撃に行かない場合)

4段階目.
虚偽申告になるので処罰の可能性。

という感じになっている。

---------
・銃や装弾の運搬について。
 ゆうパックは銃を送れる(実包は不可)。
 実包を送る場合は、実包を受け付ける宅配業者に依頼しないと
 火取法違反になり、銃の所持許可も取り消される。
 送れない運送業者を使って他の荷物に混じって装弾を運搬してしまい処罰や取り消しになる事例がある(装弾の数は関係ない)。


---------
・基本銃以外の更新は同居親族書、身分証明書は申請書に省略することを明示して省略できる。同じく、基本銃以外の更新時は身辺調査(ご近所さんへの聞き込み)も省略できる(・・・とおっしゃっていた気がします。書類の省略については内閣府令やらで読んだことがありますが、身辺調査の根拠はよくわかりませんでした。)。

基本銃とは「所持許可の更新に当たって新たな許可証が交付される銃を言う」(※猟銃等取扱の知識と実際 ,P70) とあります。

---------
・銃の保管について。
 銃を保管する場合は、ボルト、キャップ、先台など重要部品を外して鍵がかかる設備に別途保管すること。
 講習の映像では装弾ロッカー等ではなく、ダイヤル等の鍵付きケースと思われるものに入れているように見えた。
ただし、「猟銃等取扱の知識と実際」のP60の「銃と実包の別保管」では「イラストー11」で、装弾ロッカーと思われるロッカーに装弾とボルトや先台を保管しているような絵になっています。