とあるハンターの外部記憶

かりびと見習い。釣り人的な。

狩猟での目の保護。ゴーグル等。 (2018年12月下旬)

以下、狩猟での目の保護(ゴーグル)についての徒然をダラダラと。

狩猟で林道以外の山の中を歩いていると、不意に細い小枝が目に入ったり、藪で手で払いのけた小枝がバネのように跳ね返って顔に当たるとかがあるので、ゴーグルをつけるようになりました

また、万一の銃の暴発や泥や雪など異物が詰まっての銃身破裂、跳弾で弾や石等の破片が飛んでくる可能性なども想定しています。
狩猟中も適宜、点検しながら行動していますが、まあ何があるかわかりません。

(ちなみに、クレー射撃のスキートでは1番マークや7番プールを撃つ時は、本当にクレーの破片が飛んできて半指グローブの指が出てる部分を切ったこともあるので、保護のために帽子や眼鏡類は必須です...ゴーグルである必要は全くないです。服装もできれば夏でも長袖がいいと思います。まあ、暑いので半袖でやってる人も多いですけど...)。

話を戻すと、山でのお話。
メガネでも無いよりはずっといいのですが、メガネだと上下左右の隙間からも枝が差し込むことが何度かあったので、できるだけゴーグルを使うようにしています。
粉状の花粉?ホコリ?も入ってきませんし・・・。

今年は試しにアメリカから買ってみたBobstarのBalaというの商品のイエローレンズのを使ってみたのですが、平たい顔には合わず鼻のところにちょっと隙間ができるため、ちょっとどうしようかなという感じです。
(これのアジアンフィットがあれば、使ってみたい)

ゴーグルの曇りに関しては、メガネのくもり止め 濃密ジェル 耐久タイプ(ソフト99コーポレーション)が効いてる感じですが、元からコーティングされている高級なレンズに使うと不味いかもしれません。
山に入る前にちゃんと塗っておくと、自分の環境では曇らない感じです(塗り忘れたところだけ曇る...片方のレンズの端の一部に小さく円形に、とか)

狩猟界隈で噂になっている米オークリー社のPrizm Trail(プリズムトレイル)も非常に興味があるのですが、お値段が高いのとゴーグルタイプが無いっぽいのが悩みどころ。

・・・いや、ちょっとカッコつけました。
高いので貧乏症・・じゃなく庶民としては傷がつく可能性が高い山の中での活動に使う消耗品として、価格インパクトに躊躇してる感じです。

個人的に頭の後ろのゴムバンドで止めるゴーグルタイプに拘るのは、山を登り降りした時にメガネの端やツルの部分に指とか荷物とか何かがひっかかって帽子と一緒にメガネが顔からズレたことがあったためです。

あとは外したい時に(本当はレンズが変形するので良くないっぽいですが)ビヨーンと伸ばして頭(帽子)にかけておけるということ。

頭の形状や行動などに左右されることがあると思いますので「別にズレるとかないし」という人はメガネタイプで全然いいと思います。

でもBobstarで外国人の鼻の高さを思い知った平たい顔の民族としては、日系メーカの方が合うような気がしたので、日系の山本光学さんがいろいろとメガネを出しているので、一応、自分でも調べてからPrizm Trailっぽいのが無いかメールで聞いてみたのですが、

山本光学株式会社 SWANSカスタマーセンター xx
 お問合せいただきました山での狩猟(鹿猟)の際に使用されるサングラスに
つきましては、弊社では狩猟に適したサングラスはご用意しておりません。
(中略)ピンク系のレンズが比較的コントラストが高いレンズカラーと言えます。

なお、弊社サングラスのポリカーボネート製のペトロイドレンズの強度に
つきましては、ANSI Z87.1-2010 5.2.1に要求されているDrop Ball Impact
Resistanceの規格に相当した強度になります。


ということで、現状は残念ながら相当品はない模様。

ここは平たい顔民族専用の産業用の汎用品か、狩猟文化が盛んな海外製品のアジアンフィットを探して使うしかないようです。
海外製品でも「アジアンフィット」などとなっているものは、アジア系でも合うものがあるっぽいですが、平たい顔民族専用となっているものも含めて、やはり実際にお店でつけてみた方がいいのでしょう。

ただ、山本光学さんからの回答に書いてあった産業用やスポーツ用(SWANS)に使われているペトロイドレンズは、ANSI Z87.1-2010 5.2.1(5.2.1...Drop Ball Impact Resistance)に相当した強度という情報は参考になりました。

ペトロイドレンズなら飛来物対応相当ということで。

ANSI Z87.1-2010でも、より高速な(または重量がある)飛来物に対応する規格は以下の規格に対応したもののようです。
ANSI Z87.1は保護メガネに関するアメリカ版のJIS的な規格だそうです。
参考程度にグーグル先生の翻訳を活用した、おそらく間違ってるだろう誤訳もつけておきます。

6.2.2 - High Mass Impact(対 高質量衝撃)
 Capable of resisting an impact from a pointed projectile weighing 500g dropped from 50”.(誤訳:重さ500グラムの先が尖った重りを127cmの高さから落とした衝撃に耐えきれるぜ)

6.2.3 - High Velocity Impact(対 高速衝撃)
Capable of resisting impact from a 0.25” diameter steel ball traveling at 150 ft/s.(誤訳:秒速45.72メートルで飛んできた直径6.35mmの鉄球が衝突する衝撃に耐えきれるぜ)

6.2.4 - Penetration Test (Lens Only)(対 突き刺し貫通テスト、レンズのみ)
 Capable of resisting penetration by a needle with a total weight of 44.2g dropped from 50”.(誤訳:127cmから落とした重さ44.2グラムの針的なものをぶち当てても貫通しないぜ)

6.2.5 - Prescription Lens Material Qualification(レンズ材質性能規定)
Capable of resisting impact from a 0.25” diameter steel ball traveling at a velocity of 150 ft/s(誤訳:秒速45.72メートルで飛んできた直径6.35mmの鉄球が衝突する衝撃に耐えきれるぜ)

6.2.6 - Prescription Lens Mounting Qualification(レンズ取付け性能規定)
 Each type of lens retention system shall be able to pass the high mass and high velocity impact tests.(誤訳:各レンズが対高質量テストと対高速衝撃テストに合格し、脱落しなかったぜ的な風味で、たぶん)


このANSI Z87.1は定期的にアップグレードされていて、今だと最新のはANSI Z87.1-2015なんでしょうか、たぶんですが。

以上、たぶん、ほぼ誤訳ですので各規格については、仕事で必要などの方は各自専門職の人に有償で翻訳してもらってください。