とあるハンターの外部記憶

かりびと見習い。釣り人的な。

猟場を360度カメラで記録する(2018年度猟期の追加)

以前、360度撮影できるカメラでの猟場の記録についてちょっと書きましたが、どんな感じで見られるのかのサンプルです。
今のところ、Google Chrome以外のブラウザやスマホだと例えChromeでもうまく表示されません。
前に一度、記事をあげたのですが、うまく表示できてない感じだったので再挑戦。



※画像右下の□が切れた感じのマークをクリックすると全画面で見れます。
※画像にマウスカーソルを当てて左ボタンをクリックしながら左右にマウスを動かすとが画像が360度回転します。
※公式編集ソフトウェア(現状無料だが英語と中国語表示のみ)でJPEG出力してからGIMPでモザイクかけました(参考)、なので、木や地面のディティールとか元の画像よりだいぶ画質落ちてる感じです。どのくらい画質が落ちてるか参考程度に下の方に比較画像を上げます。
※ちなみに、写ってる銃は脱包してます(念のため)。

動画も撮影できますが、山は足場が悪いことが多いのと、移動中は登ったり下りたりだったりで手がふさがってたり、枝や木など突起物が多くてよそ見できなかったり、そもそも獲物を探してることが多いので撮ってる余裕がなく、あまり撮ってません。

使用したのはInsta360 one x という中国メーカの360度カメラですが、最初のWiFiスマホを繋ぐ設定でクセがあったり、接続可能なスマホを選んだり(SoCの性能、OTG対応等)、編集環境もそれなりにお金がかかったり(PCの性能はそこそこでもなんとかなるが、日本語で編集したい人はInsta360 one xのAdobe premiere用のpluginと組みあわせてAdobe Premiere系が必要だったり。一応、2019年5月末時点ではAdobe Premiere Elementsの体験版でも動いたけど。Insta360オフィシャルのInsta360 Studioは現状は英語と中国語メニューのみ)とか、買ってきてポンっと家電感覚で利用できない場合も多々あるので、コンピュータ類と外国語が苦手な方にはInsta360 one xではなく、RICOH THETA(リコー・シータ)とかの日本語で使えるものを強くお勧めします。





前述した比較サンプルです(非360度画像)。
JPEG出力して上の3D Viewerで見た場合


Insta360 studioのビューワで見た元画像により近い画質

どんなところで狩猟をしているのかというのを家族に説明するのは結構難しいのですが、こういう画像を見せてあげると、すぐに理解してもらえる感じです。

マウスでグリグリしてるよりもVRゴーグルを使うともっと情報量が増えるかなと思います(まだOculus Rift S とQuestで迷ってたり・・・Rift SだとPCに追加投資が必要なので)。

足元がどうなってるかとか、天候がどうだったとか、文章で残さずとも雰囲気がわかるのがいいなと思いました。

スマホやデジカメでも写真は撮っていますし、これらはまだ一方向や特定の物を撮影する場合の解像度や画質は360度カメラより高いのですが、既存のカメラ(静止画)はカメラが向いてる一方向だけを切り取ることになるので、あとで周辺がどうなっていたかというのは結構忘れてしまいます。
(パノラマモードや動画でグルグル回しながらだったら撮れますが、時間がかかるし面倒)

360度画像は自分が意識してない方向も記録に残るので、家に帰ってから見直すと、いろいろと見落としたり、忘れてたとか、現場にいる時は気づかなかった情報も得られて便利でした。
下見の時にも活躍。

ちなみに、Insta360 one xはどっちかというとアクションカム寄りなので、動画撮影での手振れ補正が非常に優秀です(本来はこっち方面の使い方をするものかなと思う)。
山とか凸凹したところをどんどん登ってたり、走って移動して揺れてても補正が効きます・・・が電池を消耗するのと、メモリカードの容量も相当に食います。
試しに撮った17分の動画で10GBくらい(写真は1枚4~6MB程度とか)。

これまでは遠征形式がほとんどで、データをバックアップする環境を持って行かないといけなくて動画は控えてました。

本当は360度画像や映像を見るには、VRゴーグルがお勧めです。


360度動画を取るようになり、VR(仮想現実)に興味が出て、さらにAR(拡張現実)にも興味が出てきました。

将来的には狩猟用ARゴーグルとかが出て、位置情報や地図、サーマルセンサーのデータや見ている対象が誤認でないかの補助機能とかもついたりとかなるのかなぁ。
そうしたら狩猟は・・・いや、面白くないかも。技術的には面白いけど。

でも手ぶらでARでの位置情報表示はあったら便利かな。
今でも常にスマホ等で位置情報は確認しながら行動はしてるので。