とあるハンターの外部記憶

かりびと見習い。釣り人的な。

その他の狩猟用の服装や装備その1(2017年度)

狩猟時の服装(冬) 下着・・インナー編(2017年度)
から続きです。

足元装備

【靴】
林業用長靴 丸五マジカルスパイク950

ピンスパイクがついた長靴です。
これのおかげで斜面の上り下りがしやすかった。

特に斜面を降りるときは安心感があります。
靴裏のゴムのパターンに泥と、スパイクで貫いた葉っぱがつまるが、猟が終わった後に脱いで長靴の左右の足の側面部分をぶつけると大体の泥と葉っぱは落ちます。

足を入れる部分にマジックテープで締め付けを調整できるカバーが固定されてついており、これをピッタリしめることで泥や葉っぱ、虫などが入ってこない。

難点は、厚手の靴下を履いていないと薬指あたりが痛くなったこと。

あと、長時間冷たい水や雪に足を入れたり、マイナス10度以下とかになる場所とかだと、ウレタン入りの防寒タイプのスパイク長靴の方がいいかもしれません。

15cmほど積もった雪の上を歩くマイナス5度くらいの状況では後述の靴下と組み合わせると、そろりそろりと斜面を歩いている感じでは、カイロなしで数時間でも冷たくなりませんでした。数時間とかじっとしてる場合はまだわかりません。

マダニが付きにくいように、登ってこれないように虫よけスプレー(ディート30%入り)を吹き付けて履いてました・・・がどうやら、虫よけ成分のディートは樹脂を侵す(溶かす)っぽいいので、次はかけないようにします。


・フリースのネックウォーマー
https://item.taobao.com/item.htm?spm=a1z09.2.0.0.626a2e8dHIYAL8&id=557251151806&_u=elolsp8f58

中国のタオバオで約170円ほどのネックウォーマーです。
これを首から耳近く(イヤーマフの下あたり)まで覆うように付けました。
長い時間、冬の外でジッとしていたり、風が冷たい日の首元はどうしても寒くなりがちなので、これがあると無いでは全然違います。
個人的には、つけ忘れても車に取りに戻るほど必須というくらい温度に差があります。

口元を覆うようにつけると白い息も空気中に出ませんし、喉も乾燥しにくなり、葉っぱや埃も吸いにくくなるマスク代わりの面もあります(使ったら毎回洗います)。
呼吸しててもある程度湿ってきますが、双眼鏡をのぞく時に(鼻先までウォーマーが上がっていると接眼レンズが曇るので)少し外しておくと、意外とどんどん蒸発して乾いていきます、全体として乾きが早いです。


・作業手袋
コーコス信岡 デュアルネオ(DUAL NEO)

こちらは海外でなく、日本のホームセンターで売っています。
手のひらと指先がゴムになっていて滑りません。
手の甲は薄い布です。
これだけだと零下では指がかじかんで寒いです。

でも遠慮なく多少とげがある藪の枝もつかめて、木でも地面でも触れて便利なので、少し寒くても、体の方の防寒を徹底することで、手が冷えにくくなるようにしてました。

この手袋を付けたまま銃を操作するので、指先が余らないことが前提です。
ホームセンターで実際にいろんなメーカの同様の製品を付けてみて、指先がピッタリしているものを選びました。
実際に、動物の気配を感じた時に、この手袋をつけたまま装填と脱砲をしましたが、操作しやすいです。ただし、指はゴムのひっかかりがあるので、引き金には絶対に指がかからないようにした方がいいかと思います。


・ズボンのベルト 
 締める、緩めるのが簡単なのでガチャベルトというのを使っています。
→ ガチャベルト

ただ、汗など水分を吸い取るので、来期は変えるかもしれません。
装備が重い場合、ベルトにつけるとズボンごとずり下がるのが嫌で、これ自体には装備をつけていません。


・帽子の下につける簡易ヘルメット
ミドリ安全 帽子用インナーキャップ バンド付き INC100BBK

 帽子の下にかぶれる簡易ヘルメットです。
 太い枝などに多少頭をぶつけても痛くないのですが、汗でビショビショになります。
 内側に汗を吸収する何かをかぶらないとダメかも。
 使い方などを要改善。来期は吸汗速乾性のヘルメットインナーみたいなのを導入してみようかなと思います。


・ゴーグル
ミドリ安全 安全ゴーグル(小型タイプ) MG218

 眼を尖った枝、射撃事故時などから保護する最初つけていたのですが、購入状態だと残念ながら曇ります。
 曇り止めのスプレーなどを持っていかなかったので、ずっと外してました。
 枝葉から目を守りたいので使い方などを要改善。
 以下の比較的評価が高いゴーグル等の曇り止めを買ってみたので来期は試します。

メガネのくもり止め 濃密ジェル 耐久タイプ


・猟友会の帽子。
 今季から配布される新型キャップです。
 可もなく不可もなく。洗っても乾きは早いです(ネットに入れて洗濯)。デザインや耐久性を含めて、ハンターの方には評判悪めです。


・猟友会のベスト
 今季から配布される新型ベストです。
 これも、洗っても乾きは早いです。同じく評判は(略。

 新型ベストの胸ポケットはマジックテープ付きなのですが、静寂の森にこのマジックテープのビリビリ音が響き渡るため、何か改善が必要に感じています。
シリコンスプレー吹き付けとかで改善するとかでしょうか。
 あと、ポケットが足りないので、ベストの下に着ているオレンジ迷彩のポケットも
 活用していました。
 オレンジ迷彩を着てたら必要ないのでは?という話もありますが、遠目にも猟友会と分かるようにしておきました。初猟期ですし・・。

 猟友会ベストのポケットの使い方は試行錯誤中ですが、今季に関しては
  左胸ポケット→装弾2~3発。
  右胸ポケット→未使用(銃を構えたり、操作時に銃床がひっかかりそうで入れてません)。
  左腰ポケット→無線機
  右腰ポケット→スマホ(写真や動画の他、自分のGPS位置と合わせてハンターマップ、鳥獣保護区位置等と重ねてすぐに確認できるようにしています。携帯圏外では電池節約のため、フライトモードにしています)。

 オレンジ迷彩ジャケットは、
  左ポケット→財布(登山用財布に更新)。
  右ポケット→銃の所持許可証、狩猟者登録証、無許可譲受許可証、猟友会構成員手帳等。


-----------------------------
その他装備

・自作の銃カバー
 親族が何かのイベントでもらったのか、ものすごくデッカく何かの標語かロゴが書いてあって使わないのでいらないと言われてもらった新品の薄手のカッパを使用して作成しています。
 音が静かな医療用の面ファスナーと同じく静音の医療用の樹脂ホックを使用して
 カバーを閉じられるようにしてあります。
 どちらも大手の手芸用品店で買いました。実際に非常に音が静かです。

 現状は銃カバーは外して畳んだら、バックパックがない時はズボンの左ポケットに入れてますが、落としそうなので次期は何か考えます。

 2018/09/19追記:
面ファスナーについて「医療用」と書いてましたが訂正します。
介護や乳児の服用のものです。
面ファスナーは、
商品名:Somenu ソフトマジックテープ白 26-370(リンク先)
製造元:クラレファスニング株式会社
発売元:クロバー株式会社
となっています。

樹脂ホックは、
KIYOHARA SUNCOCCOH SUN12-103(リンク先)
ナイロンスナップ 15mm
となっていました。こっちは使いかけの写真。
とりあえず写真だけ。

 静音面ファスナー。こちらは未開封の写真。


面ファスナーの商品パッケージ裏面。

静音樹脂ホック


・腕時計
 カシオの1000円くらいの安いデジタル腕時計

 いわゆるチープカシオです。
 出猟前に時間を合わせますが、この価格で生活防水。
 壊しても落としても諦めがつくお値段。素晴らしいです。


・スリング(負い革)
https://xrhunter.hateblo.jp/entry/%E8%B2%A0%E9%9D%A9%EF%BC%88%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%EF%BC%89%E3%82%92%E8%B3%BC%E5%85%A5
以前にブログで紹介したこれです。
特に問題なし、持ち手の革取っ手が個人的には使いやすい。
合成繊維製のスリングも試してみようかなとも思います。

普段、射撃場ではスリングは使わないので、銃を手に持つとブラブラして邪魔と言えば邪魔だが、移動中は無いと運搬しにくい。
銃はスリングを利用して、少し急な下りでは尻もちをついても良いように体の前に回し、少し急な登りでは体の後ろに回していました。


・装弾ポーチ(6発用)
https://xrhunter.hateblo.jp/entry/%EF%BC%91%EF%BC%92%E7%95%AA%E8%A3%85%E5%BC%BE%E7%94%A8%E3%81%AE%E9%9D%A9%E8%A3%BD%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%81%E3%82%92%E8%B3%BC%E5%85%A5
これも以前に紹介した物です。
ポーチは12番装弾を6発全部入れると少しキツメ。5発がちょうどいい感じだが、6発でも腰のカーブに沿う感じに曲がる程度で十分使える。
鳥相手だと足りないと思いますが、大型4本足でソロだと十分というか、今季は装填と脱砲のみで1発も猟場で撃ってません。


・電子イヤーマフ HOWARD LEIGHT IMPACT SPORT Electronic Earmuff
https://xrhunter.hateblo.jp/entry/%E9%9B%BB%E5%AD%90%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%95_HOWARD_LEIGHT_IMPACT_SPORT_Electronic_Earmuff_%E5%86%99%E7%9C%9F%E3%80%81%E4%BD%BF%E7%94%A8%E6%84%9F%E3%81%AA%E3%81%A9これも以前紹介した物です。

沢の水の流れなど、連続して音があると本来聞きたい音が拾えないことがあるので、その場合、片耳だけ半分外していることもあります(耳が寒さで痛くなるので、また付けますけど)。
耳が冷たくなるのも防いでくれる。
狩猟だとイヤホン式の射撃用電子イヤホンがいいなと思うのだけど、値段が高すぎるのと猫耳なので・・・。

普段は電池の節約がてら、耳で聞いているのと変わらない程度に音が聞こえるようにボリュームを絞っています(耳も疲れますし)。
注意を惹く物音がしたらボリュームを上げて周辺の音を聞くなどしてました(たいていは木がこすれたりして鳴る音やらアカゲラが木をつつく音やら、鳥が藪を移動する音やら)。

意外と電池が持ちますが、数時間の場合、予備電池(単4x2)は持っておいた方がいいです。
防水ではないので雨が降ったら外してビニール袋などに入れてしまった方がいいかと思います。

この電子イヤーマフは3.5mmのオーディオ入力端子があるので、試しにオーディオケーブルで無線機とつないでみたのですが、今季回った猟場のうち、一部の場所に来ると、チャンネルにより不規則にザザッというノイズが結構入ったので耳が痛くなり、音声入力ケーブルを外しました。

猟場付近まで移動するまではこういうノイズは多くなかったので、少し離れた山で工事をしていて出入りがあった大型トラックの違法無線とかの影響かと推定しています。

結局、無線機には別途イヤホンマイクをつけて、イヤホンから流れてくる交信音声を電子イヤーマフが拾ったら、イヤーマフの中にイヤホンをつける感じで運用していました。
(忍んでいる間は交信相手には時間を決めて伝えて、無線は切っていました。「これから30分切ります」等。


・無線機 Baofeng UV-5RE(自分でTSS保証を申請して保証認定済、開局済)
https://xrhunter.hateblo.jp/entry/Baofeng_UV-5RE%E3%82%92%E4%BD%BF%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%83%81%E3%83%A5%E3%82%A2%E7%84%A1%E7%B7%9A%E3%81%AE%E9%9B%BB%E5%AD%90%E7%94%B3%E8%AB%8B%E3%81%A7%E3%81%AE%E4%BF%9D%E8%A8%BC%E3%81%A8%E9%96%8B

これも以前紹介したものです。
特に問題なく稼働しています。山での1-3kmの交信でも感度も問題なし。
思ったより電池の持ちがいいです。
PTTボタンがついているイヤホンマイクをつけて運用していました。
防水ではないので、そこだけ気を使います。


・100円ショップ(ダイソー)のオレンジの指サック(大)

 銃口に雪や泥が詰まったまま発砲すると、場合により銃身が裂けたり破裂するため、猟場では銃口に軽くかぶせています。
 オレンジ色なので付けているのを忘れるというのはありません。


・登山用財布
https://item.taobao.com/item.htm?spm=a1z09.2.0.0.2aa12e8dnXZy9P&id=546748139238&_u=elolsp097f
こんな感じのです。


 クレカとお札少々と小銭少々(自販機で飲み物買う場合用)、車の鍵、家の鍵が入ります。
 ただ、基本の支払いはスマホ電子マネー払いです。


・登山用防水ケース。
 https://detail.tmall.com/item.htm?id=538666764533&spm=a1z09.2.0.0.2aa12e8dnXZy9P&_u=elolsp74ef
 今のところ、こんな感じのを使ってます。
 銃の所持許可証、無許可譲受票、狩猟者登録証、猟友会構成員手帳、コピーした出猟地域周辺地図などを入れてポケットに入れてます。
ジップロックより丈夫ですが、ゴワゴワして使い勝手は良い方ではないので、ジップロックにしようか迷い中。


ワンタッチバックル作業ベルト、ワーキングベルト

 ホームセンターで買った作業用ベルトです。
 工具袋などを付ける前提の商品なので合成樹脂繊維で硬めの作り。
 ズボンのベルトとは別にナイフ、装弾ポーチ、剪定バサミが入ったポーチ、ペットボトル金具をつけて、腰に巻いてました。

ズボンのベルトとは別にこちらのワンタッチベルトに装備を付けて腰に装着している理由ですが、取り外しが簡単なことです。
ズボンのベルトにナイフや装弾ポーチ等をつけてしまうと、ちょっと休憩時にも簡単に外せませんが、このワンタッチベルトにつけておくと、着替えをしたり、装備を外して昼飯を食べる時などに一瞬で腰回りの装備を外せて、再装着も簡単です。


・双眼鏡ハーネス
https://item.taobao.com/item.htm?spm=a1z09.2.0.0.2aa12e8dnXZy9P&id=36853069664&_u=elolsp5101
 タオバオで買って双眼鏡をこれにつけています。つけててブラブラしないのがいいです。
 ただ、難点があり、双眼鏡に通す側の紐が短すぎて外れてしまうことがあり、仕方ないので通した後に結んで使っています。


・双眼鏡
 Kenko(ケンコー) 双眼鏡 8×32 DH MS

 ダハプリズム式の8倍x32mmで防水の双眼鏡です。重さ560g。

 ふるさと納税で某市の返礼品だったダハプリズム式の双眼鏡です。
 それなりに重いですが、防水なので水分を気にしない安心感はあります。
 薄暗い林の中で使ってもすごく明るいわけでもないが、十分という感じ。

 振動を補正してくれるスタビライザーがない場合は、手振れを考えるとこの8倍かせいぜい10倍が限度。
 重さもここらあたりが限度、これでも鉄砲とかと一緒だと重い。

 長年、野鳥観察をして双眼鏡、望遠鏡を多数使っている人にのぞいてもらって感想を聞きましたが、「ケンコーはあまり評判が良くないが、これは普通の見え味で十分使える」とのことです。
 もちろん、その人が使っている20万、30万円以上という機材とは比べられません。価格相応ということかと思います。

2019/09/06追記:
補足ですが、ケンコーの評判が悪いという部分ついて。
どうやら一時期、倍率至上主義で画質が悪いものを大量に売っていたことがあるらしく、双眼鏡やら望遠鏡やらたくさん使う機会がある人たちには非常に評判が悪かったようです。
この話を聞いた人も最初、「ケンコーかぁ・・・?評判悪いんだよなあ・・・」って感じでした。


・レーザーレンジファインダー(測距計)
 https://xrhunter.hateblo.jp/entry/%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%80%EF%BC%88%E6%B8%AC%E8%B7%9D%E8%A8%88%EF%BC%89%E3%80%82%E8%A7%92%E5%BA%A6%E3%80%81%E9%80%9F%E5%BA%A6
 
 これも以前に紹介したものです。
 動物を探すのにも兼用で使えるかなと思ったのですが、6倍かつ単眼なのでちょっと足りない感じ。
 長い時間、広い範囲をずっと見ていくには双眼鏡が楽です。
 下見の時や腰の作業ベルトにつけておいて動物に逃げられた直後に、または後日に自分がいた位置と動物がいた場所までの距離の測定などに使っています。

 林の中で大小の木があって、距離感の判断がまだうまくできませんが、射撃する時に距離は大事なので、自分が判断した距離感とレーザーレンジファインダーが示す距離を比べて、補正するようにしています。


サーマルカメラ(Seek thermal XR)

 試しに導入してみました。
 今回は数回しか使用できてないので、結論を出すのは早いかもしれませんが。
 この製品の性能から現状での結論から書くと、(私個人としては)「日が当たる昼間」の間は解像度が低すぎて狩猟では有用性を感じられなかったです。
 サーマルカメラそのものは非常に有用だと感じます。ただ、解像度の問題です。

  Seek thermalでXRが付く方は2倍の望遠レンズが付いているようですが、昼間に使う場合、木や葉っぱ、地面、岩など日光が当たって温まった場所も当然ながら温度が高く出るので、サーマルの解像度が低いとそれが何なのかは判別しづらいです。
 要するに手で触って暖かい場所は動物、植物、地面など関係なく全てちゃんと暖かく表示されるということです。
あわよくば木と一体化して肉眼でわかりにくい動物を見つけられないかと考えたのですが・・・。

 すでに軍用ではあると聞くFull HD以上の解像度があるような製品まではいかなくても今の何倍か解像度が高くなって、6~8倍望遠で形状がある程度判別できるまでにならないと「日が当たる昼間」の狩猟での使用は厳しそう。

Seek thermal XRの現状の解像度では「日が当たる昼間」に林の中で障害物が多くて、木が濃く藪は薄く、木陰など温まっている場所が少ないところで判別できる距離だと20メートルくらいかなと感じました。
2倍拡大なので、そんなもんかなと思います。

でもこの距離まで近づけるなら昼間は肉眼でもわかるし、ここまで近づく前に逃げられてしまう可能性の方がずっと高いです。

冬の真っ暗になった夜間に建造物のバルコニーから約50メートル離れた歩道を歩いている人を見てみた時は、人間だとわかる程度に判別可能でした。

人間の目だと明るい光の先は瞳孔が小さくなるために見づらくなりますが、LED街路灯の光の影響を受けずに約70メートルでも人が移動しているのがわかります。

このことからすると、狩猟前の日の出前の暗い~薄暗い猟場周辺の下調べ、日の入り以降の薄闇~夜間の下見や一面が雪の上なら使えるかもしれません。

この条件のうち、森林地帯に関しては雪の上以外は試してないですが、さすがに雪は昼間でも光が当たっても温度が低いままだったので、その上に何かいたらわかりそうです。
 あと、昼間でも日光が当たっていなければ、糞や寝屋がホカホカなら温度からどのくらい前にいたか、より具体的にわかるかもしれません。

ちなみに、簡単に倍率を上げられるなら現状でも、もっと使える機材だと思うのですが、残念なことにサーマルカメラのレンズは普通の望遠鏡のレンズと違ってゲルマニウムやらを使った特殊なレンズを使っているそうで、通常の望遠鏡と組み合わせて遠くを見ることができません。そしてこのレンズが現状は高額であり、サーマルカメラが望遠になるとやたら高くなる理由かと思います。


・100円ショップ(セリア)で買ったペットボトルフック。
 登山やハイキングの時はこれでも十分ですけど、狩猟の時は駄目でした。
 ブラブラしたペットボトルに日光が通ると光がキラキラと反射、透過して
 居場所がバレそうなので別の手段を考えます。
 太陽が斜め後ろにある状態でペットボトルの水を飲んだ時に、ペットボトルを
 透過、表面に反射した光が10メートル以上先の木に映って気づきました。
 キラッキラです。

 同じ理由で黒い銃身も強い日光を浴びると意外と光を反射しちゃうことがわかったので、銃身だけでもカモフラージュテープを導入することにしました。
 なんとなくキラッとしたので、横を見ると銃身の先端だったという・・・。
 ピカピカに磨いちゃってるけど、そうすると光を反射してしまうジレンマ。

ナイフ等、まだ紹介していないものがいろいろありますが、今季は使用していないので、使い勝手を書けません。